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京都の洋食文化を彩る、壁画プロジェクト

京都の洋食文化を彩る、壁画プロジェクト

創業101年を迎えるスター食堂が、2026年4月、「京都洋食 スター食堂 總本店」として新たにオープンしました。

今回の店舗づくりの中で注目されているのが、店内を彩る壁画プロジェクトです。
この壁画は、画家・壁画絵師として知られるキーヤンこと木村英輝氏を中心に進められた特別な企画。実はこの作品には、オーストリアと日本をつないだデザイナー上野リチの幻の壁画を現代に再現しようという想いが込められています。

モデルとなったのは、建築家 村野藤吾から依頼され、教え子たちの協力を得て書き上げた日生劇場(東京・日比谷)のレストラン「アクトレス」の壁画。上野リチが手がけたその空間は、当時多くの人々を魅了しましたが、現存しておらず、残された資料もごくわずかでした。
今回のプロジェクトでは、木村英輝氏はじめ、実際にアクトレスの壁画を担当した上野リチの弟子たちが集まり、限られた資料や当時を知る人々の記憶をもとに制作を進行。背景にはシルバーのクロスを採用し、果実や植物がリズミカルに広がる、上野リチらしい華やかな世界観を忠実に再現しています。

長い年月を経て、記憶の中に残されていたデザインが、新たな京都の空間として蘇る。
単なる装飾ではなく、“文化を未来へつなぐ壁画”として、多くの注目を集めています。

スター食堂は、大正14年創業。京都の洋食文化を支え続けてきた老舗として、世代を超えて愛されてきました。 今回の新店舗では、懐かしさと新しさが共存する空間の中で、料理だけでなく、アートやデザインの魅力も楽しめる場所となりそうです。

詳しくはこちら @Press掲載記事

木村英輝氏(真ん中)